ハイスパークイグニッションコイルをVWクロスポロに装着。口コミだけで広がった実力を体験レビュー。純正と比較した違いが3つ、装着後の電圧はどれくらい?
- クロスポロ, ハイスパークイグニッションコイル
- 21 Mar, 2021
アームロッカーズでお取り扱いしているハイスパークイグニッションコイルですがフォルクスワーゲンの9Nクロスポロに装着しましたのでレビューします。
クロスポロなのですが、先日お伝えした通り5万キロの中古車でおそらくほとんど乗ってなくて、メンテナンスもしてなかったんじゃないかなって状態です。エンジンも元気ありません。
アクセルを踏むと気持ちの方が前に進みます(笑)
さっそく交換していきましょう!
まずはエンジンカバーを外すとキタナイ。。。水没車ではないと思いますが。
そして交換前に電圧を測ってみます。アイドリングでエンジン回転数は670回転。電圧は「7,380ボルト」です。電圧は上下するのでもっと上を指したりしますが、だいたいこれくらいです。
純正の新品ってどれくらいなんでしょうか。機会があれば測ってみたいですね。
さて、コイルを外していきますがカッタイです(涙)コイルを外すVW専門のプーラーがありますが、梱包用のPPバンドをコイルの下に通して力づくで引っ張って外す方もいるようです。
現行なんかのVWはボルト留めでスポっと取れるのですが、この時代のVW、AUDIはカッタイと覚える事にしましょう。PPバンドとか紐でも取れるのですが引っ張った勢いでハーネスを切ってしまいそうなので専用工具を使いましょう。
で、カプラーもカッタイです。写真の所にマイナスを入れながら外しましょう。
ハイスパークの登場です!すごい綺麗です(当たり前か)
外した純正コイル(黒色)と比較してみましょう。外側から見た違いは3点ありました。
1つ目はヘッド部分がコーティングされています。京セラさん注形レジンだそうです。見た目もいいですが中のコイルの熱対策にもなっているんでしょうね。
2つ目はヘッド部分も盛り上がり。コレ何?と思ったんですが、どうやら車種によっては大きいコイル入れるためにスペース確保しているとの事です。外したコイルと比べると一目瞭然です。強そうですね(笑)
3つ目は差込口のゴムが明らかに違っています。これ固着防止だそうです。固着に苦しめられた後に聞くと素晴らしいです(笑)
ハイスパークイグニッションコイルを交換時はプラグ交換も推奨されてます。メーカー推奨のNGKを探したのですがなかったので純正のBOSCHを使います。
外したプラグを比較すると説明いりませんね(笑)新品は気持ち的にもスッキリします。
ではお取り付けの時間です。プラグは手で回していって止まった所から何度回すというのが箱に書いてあると思います。締めすぎは絶対にダメですよ。
ハイスパークを装着します。綺麗になると嬉しいですね。至福の時間です。
さて、気になる電圧測りましょう!なんと、なんと、「17,060ボルト」でました(笑)
ハイスパークイグニッションコイルはメンテナンス兼チューニングですね。交換前が「7,380ボルト」で交換後が「17,060ボルト」。という事は、その差「9,680ボルト」。倍以上です。
もちろん電圧は上下するので、これはベストタイムならぬベスト電圧と思って下さい。ただ写真から見て分かる通り同じ場所のコイルを測ってますので、あきらかに効果を目で見る事ができます。
しかもハイスパークイグニッションコイル安いんですよね。費用対効果高いです。
最後にエンジンカバーを装着して作業は終了です。
いよいよ、走行レビューです!どうなるのでしょうか?
まずクロスポロなのですがATなので、クリープをチェックしましょう。
ちなみにエンジン始動は特に変化はありません。クリープなのですが、元気が良くなったように思います。これまでが酷かったのかスッと前に進んでくれました。
アクセルを踏み込むと、、、何、、、これ。
力強い、速くなった?
と思いメーターを見ますが当然メーターで違いは分かりません(笑)
しかし、明らかに1500回転からの吹けあがりが別物です。
すぐに理解できたのですがトルクが明らかに違います。前回、エンジンに不満があると書きましたが訂正します。楽しくなって結構な距離走ってしまいました。
元気のない不感症なエンジンが機嫌のいいエンジンに生まれ変わったようです。
全車種乗り比べた訳ではないので車によると思いますが、クロスポロのメンテナンス不足もあるのでしょう。その効果はすごく大きいです。
交換前は遅くてアクセルを踏み込んでしまいキックダウンの嵐という負の連鎖でしたが、交換後はスムーズに立ちがってくれるので踏み込む必要がなくなったせいかキックダウンの回数も明らかに減っています。
街乗りでも十分効果を体感できました。
機会があればビフォー・アフターでトルクの計測したくなります。体感値を数字で見てみたいです。どんなに良いエンジンや、カリカリにチューニングしたエンジンでも点火が弱いと本来の性能を発揮できないですよね。
今回の交換の感想ですが、ハイスパークイグニッションコイルの効果は非常に大きいです。古い車なんかは特に効果出る?かなと。
あと、メンテナンスはついつい怠りがちですが放置しておくといけないですね。交換前と比べるともっさりしたクロスポロに対する印象がかなり変わりました。